以前カウチサーフィンでリトアニア人カップルをホストしたのですが、その時に作ってもらったリトアニアの代表的な料理、シャルティバルシチェイ(Šaltibarščiai)を自宅で再現してみました!
料理の特徴は?
シャルティバルシチェイとは、株に似た真っ赤な野菜『ビーツ』を使って作るピンク色の冷製スープのことで、リトアニアの伝統料理。
その特徴は何と言ってもその色!日本の食卓ではほとんど目にすることのない、ドギツいピンク色をしていますね。
本場リトアニアでは、このスープと一緒に茹でたジャガイモを食するのが普通なんだとか。
どんな味?
見た目からは想像がつきにくいのですが、これがなかなかの美味!
やわらかな塩味にヨーグルトのコクと酸味が合わさり、何とも言えないさわやかな味。油を使わないので二日酔いで食欲がない時でもさっぱりいけそうです。
材料
この中で手に入れにくいのはビーツですが、輸入食料品店などで缶詰が販売されている他、大手スーパーでもパウチされたものが売られていることがあります。
作り方
シャルティバルシチェイ
卵を茹でる
待ち時間が長い卵から最初に取り掛かりましょう。固ゆでにするので、鍋の水が沸騰してから10分くらいの間しっかりと茹でます。
材料を切る
卵を茹でている間に材料をカットします。
ビーツの汁は服につくと落ちにくいので、注意!
鍋に入れて火にかける
ビーツの残り汁、きざみねぎ、カットした野菜をすべて入れて、火にかけます。
ひと煮立ちしたら火を止め、ヨーグルトを入れます。
冷ます
粗熱がとれるまで放置します。冷蔵庫に入れてもOK。冷ましている間にベーコンポテトを作りましょう。
ベーコンポテト
材料を切る
ジャガイモ、ベーコンを切ります。
ジャガイモを下茹でする
普通に下茹でしても良いですが、調理時間短縮のためにシリコンスチーマーを使いました。
炒める
ジャガイモを下茹でしている間に、フライパンでベーコンを炒めます。
ベーコンの表面に軽く焦げ目がついたら、下茹でしたジャガイモを入れます。
味付けする
黒コショウと塩で味付けします。ベーコンに味がついているので、塩は少しでOK。
完成
ゆでたまごをカットしてスープの上に載せたら、完成!
スープ赤くね?
・・・ヨーグルトがビーツに負けちゃいましたね(泣)ヨーグルトはもっと入れてよかったかもしれません。
また、本来のシャルティバルシチェイにはヨーグルトではなく、「ケフィア」を入れます。
ケフィア(ケフィール)とは、ロシアのコーカサス地方で伝統的に食べられてきた発酵乳。 牛や山羊など動物の乳を発酵させてできたもので、ヨーグルトに似ています。ケフィアの特徴は、乳酸菌だけでなく酵母(イースト)も含まれていること。パンを膨らませたりお酒を発酵させたりする働きで有名な酵母ですが、香味成分を発生させたり、シュワっとした口当たりをもたらしたりと、ヨーグルトにはないケフィア独自の味に貢献しています。
ケフィアとは|効果・効能やヨーグルトとの違いって?
さらに調べてみると、Wikipediaでは以下のように書かれています。
Fresh beets are cut and rolled (sometimes with leaves). When chilled beetroot soup is added milk , kefir , cucumber , hard boiled egg , carrots , seasoned with dill , onion leaves and parsley . Soup is eaten with boiled potatoes .
出典:Cold Borsch『ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典』(リトアニア語を翻訳)
最終更新 2020年1月7日 (水) 12:52 URL: http://ja.wikipedia.org
ミルクやニンジン、ディルや玉ねぎの葉(!)やパセリを入れたりもするんですね。日本で完璧に現地の味を再現するのは骨が折れそうです。ちなみにディルは探したのですが、近所のスーパーでは見つけられませんでした。
いかがだったでしょうか。今回ちょっと思い通りの色にならなかったので、またそのうちリベンジします。リベンジの結果はこの記事に追記したいと思います。というわけで、またお会いしましょう^^それでは。
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